自動車保険見直しガイド
記名被保険者

自動車保険を契約する時に「記名被保険者」を誰にするか慎重に検討すれば、自動車保険料を節約出来る可能性が有ります。

なぜなら、自動車保険の基本保険料は「記名被保険者」のスペック(年齢や免許の色・等級etc)によって決められるからです。従って、何も考えずに、よく車を運転する人を「記名被保険者」に指定していると、無駄に保険料を払ってしまう事にもなりかねません。

被保険者を誰にするかによって保険料が変わる代表的な例

最も、イメージしやすい例は「免許の色」です。

記名被保険者がゴールドじゃないと割引は受けられない

自動車保険の割引の1つに「ゴールド免許割引」が有ります。保険会社によって違いはあるものの、数%~18%程度の割引を受けられます。しかし、家族の中にゴールド免許を持っている人がいるのに、ゴールド免許割引を受けていない人もいるそうです。

なぜか?

ゴールド免許保有者を「記名被保険者」として登録していないからですね。ゴールド免許割引は【記名被保険者の免許の色が保険開始日においてゴールドだった場合】に適用される割引制度です。

■具体例で考えよう!
例えば、夫と妻の2人家族を想定しましょう。車の購入資金は夫が出して、尚且つ車を主に運転する人も夫です。つまり、「保険契約者=記名被保険者」となっているケースですね。

この場合、夫がゴールド免許なら特に問題は有りません。しかし、夫はブルー免許で妻はゴールド免許だったとしたらどうでしょうか?記名被保険者にはブルー免許である「夫」の名前が登録されているのですから、ゴールド免許割引は受けられません。

本当に良くあるケースです。この場合は妻を記名被保険者にすることで、保険料を節約出来ます。

もちろん、妻は普段車を運転しないので「等級」が低いという問題が生じる事も当然有りえます。が、日本の自動車保険制度には「等級の引継制度」が存在します。これを活用すれば、上記のような例でも夫の等級を引継いで、尚且つゴールド免許割引も受けられるという状況を作れます。

年齢差のある夫婦なら年齢が上の人を記名被保険者にするのが吉

2011年頃から自動車保険大手各社で「記名被保険者の年齢別料率区分」なる制度が導入されました。

それまでは「21歳以上補償」とか「26歳以上補償」とかを設定しておけば「記名被保険者の年齢」で保険料が左右される事は無かったのですが、この制度の導入により「26歳以上補償」「30歳以上補償あるいは35歳以上補償」の場合に限って、更に「記名被保険者の年齢区分」でも保険料に差がつくようになりました。

イメージとしては下記画像を御覧頂ければ分かりやすいと思います。

記名被保険者年齢別料率区分
(出典:~記名被保険者年令別料率区分の導入など~三井住友海上)

注:上記画像では30歳以上補償を廃止と書いているが、これは三井住友海上の場合であって、他の保険会社では30歳以上補償がある所も当然有ります。

■具体例で考えよう!
26歳の夫と32歳の妻の2人家族のケース。ゴールド免許の事例と同じように、夫が保険契約者かつ記名被保険者としましょう。この場合「運転者年齢条件」は26歳以上補償を選択しているはずです。

しかし、年齢別料率区分が導入されている現在において「26歳以上補償」のケースであれば20代の夫が被保険者になるよりも、30代の妻が被保険者になったほうが保険料が安くなります。

20代と30代なら確実に30代の家族を記名被保険者に設定したほうが安くなります。50代以降は徐々に動体視力の低下等から事故率が上がっていくことも有り、保険料は割高になっていきます。

記名被保険者の定義を鵜呑みにすると損をする可能性有り!

一般的に「保険契約者」とは保険を契約して保険料を支払う義務がある人の事を言います。一方「記名被保険者」とは、その車を「主に使用する人」を言います。保険会社の両者の説明文にも同じような事が書かれているはずです。

自動車保険の【記名被保険者】の意味

この記名被保険者の「その車を主に使用する人」という言葉が曲者なんです。なぜなら「主に使用する人」と書かれると、どうしても「その車を頻繁に使用する人」という狭い意味で捉えてしまうからです。

しかし「主に使用する人」には「その車の支配権を持っている人」とか「その車を自由に使って良い人」というもっと広い意味での解釈が可能です。従って、我々自動車保険ユーザーは最も保険料が安くなるように「記名被保険者」を設定すれば良いのです。

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