乗車用ヘルメット着用義務違反の事例・罰則はある?

この記事を読むのに必要な時間は約 12 分です。

Advertisement(広告)

乗車用ヘルメット着用義務違反とはどのような交通違反なの?

125ccのバイク

街中を移動していると、少なからずバイクを運転している光景を見かけますね。
通常バイクを運転している人は、ヘルメットをかぶっているはずです。

もしヘルメットをかぶっていない、いわゆるノーヘルの場合乗車用ヘルメット着用義務違反という交通違反に該当しますよ。
乗車用ヘルメット着用義務違反とは文字通り、ヘルメットをかぶることなく運転した場合に該当する交通違反ですね。

ちなみにバイクの種類によっては、2人乗りできるものもありますね。
この場合、同乗者もヘルメットを装着する義務があります。
もし同乗者がノーヘルだった場合、運転手が乗車用ヘルメット着用義務違反に問われますよ。

乗車用ヘルメット着用義務違反は、道路交通法でも規定されています。
道路交通法第71条の4には「大型自動二輪車等の運転手の順守事項」について記載されていますよ。

そこに書かれている条文について簡単に紹介しますと「大型もしくは普通自動二輪者のライダーは乗車用ヘルメットをかぶらないといけない、もしくはヘルメットをかぶらない人を大型もしくは普通自動二輪自転車に乗せて運転指定はいけない」というものですね。

ちなみにまだ条項には続きがあって、「原動機付自転車のライダーも乗車用ヘルメットをかぶって運転しないといけない」と記載されていますよ。
原動機付自転車を含め、二輪車に乗る場合にはヘルメットを必ず着用しなければならない、守らないと乗車用ヘルメット着用義務違反に問われますよというわけですね。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)

乗車用ヘルメット着用義務違反に問われた場合の罰則

違反

乗車用ヘルメット着用義務違反で検挙された場合、行政処分を受けますよ。
違反点数が1点で、反則金はなしです。

違反点数1点というのは、交通違反の中でも最も低く、軽微な違反行為といえるかもしれませんね。
だからといって乗車用ヘルメット着用義務違反に捕まっても構わないと思わないことですよ。

あとで詳しく見ていきますが、もしヘルメットを装着せずにバイクを運転すれば乗車用ヘルメット着用義務違反になるどころか、事故に遭った場合に自分が被るダメージは深刻なものになりますよ。
頭を守るためのヘルメットをかぶっていないと、事故の衝撃がダイレクトに頭部に行ってしまい、はっきり言って自殺行為ですね。

バイクの交通事故

中には「ノーヘルで運転すると風を感じるから楽しくて気持ちいい」という意見を述べる人もいるみたいですね。
しかし乗車用ヘルメット着用義務違反に問われるのはもちろんですが、自分の身を守るためには絶対にヘルメットをかぶることです。

また同乗者がいる場合には、ヘルメットをかぶせないと乗車用ヘルメット着用義務違反に問われることも頭の中に入れておきましょうね。
友達や恋人などを後部座席に乗せることの多い人は特にそうです。

乗車用ヘルメット着用義務違反の歴史について紹介

バイク事故

昔はノーヘルの状態でバイクを運転しても乗車用ヘルメット着用義務違反に問われることがありませんでした。
バイクにおけるヘルメットの着用義務は、1965年からのことで、1965年の段階では、高速道路におけるヘルメットの着用努力義務でした。

あくまでも努力ですから、たとえ高速道路でノーヘルにて走行していても乗車用ヘルメット着用義務違反に問われることはありませんでした。
しかし、ここから段階的に徐々にヘルメットの着用義務の基準が厳しくなりました。

1972年には最高速度規制時速40㎞を超える道路で、ヘルメット着用が義務化されました。
高速道路だけでなく、幹線道路などでもヘルメットを着用するように、というルールになったわけですね。
しかし、この段階でもまだ乗車用ヘルメット着用義務違反のような罰則規定は設けられていませんでした。

1975年になって、乗車用ヘルメット着用義務違反として罰則規定が作ろうになりました。まずは51㏄以上のバイクが対象で、政令指定道路区間内が乗車用ヘルメット着用義務違反のエリアでした。
これが1978年にすべての道路で51㏄以上のバイクをノーヘルで運転した場合、乗車用ヘルメット着用義務違反が適用されるようになりましたよ。

バイク

そして原付も含めたすべてのバイクがすべての道路でヘルメットを着用していないと乗車用ヘルメット着用義務違反に問われるようになったのは、1986年のことですね。
結構最近まで原付であれば、ノーヘルでも乗車用ヘルメット着用義務違反のペナルティはなかったわけですね。
これだから「原付はノーヘルでもOK」と思ってしまう人がいるわけですね。

何度も言いますが、原付を含め、すべての二輪車でノーヘルにて走行すれば、乗車用ヘルメット着用義務違反になりますよ。

このように1960~70年代にかけて、ヘルメットに関する規制が厳しくなっていきました。
これには背景として、オートバイ人気が大きく関係していますね。高度経済成長期で、一般の方でもバイクは購入できるようになりました。
その結果、この時代オートバイ人口が国内で飛躍的に増加しました。また若者のライダーも増加したのが、この時期ですね。

若者の場合、向こう見ずなところがありますよね。このため、速い速度でバイクを運転する人も多く、事故を起こした場合に死亡など多大な犠牲を払うケースが増えてきました。
このような関係もあって、乗車用ヘルメット着用義務違反を設け、バイクに乗車する際にはヘルメットを装着しなければならないとルールも見直されるようになったわけですね。

Advertisement(広告)

半ヘルメットは乗車用ヘルメット着用義務違反に該当するの?

結論から言ってしまいますが、半ヘルメットをかぶって公道を走っても乗車用ヘルメット着用義務違反に問われることはありませんよ。
乗車用ヘルメット着用義務違反に問われる可能性があるから、ヘルメットをバイク運転中にかぶらないといけないことはこれまでに紹介しました。

ヘルメットの着用が必須なことはわかりましたが、ヘルメットといってもいろいろな種類がありますね。
この種類によって、乗車用ヘルメット着用義務違反になるものとならないものが出てくるのではないかと思っている人もいるでしょう。

特に半ヘルメットは人気ですよね。
頭部だけ覆うタイプのヘルメットで、顔がしっかり出ます。
ハーレーなどのアメリカンバイクを愛用している人の間で、この半ヘルメットをかぶっているライダーは多いですよね。

でもこの半ヘルメット、乗車用ヘルメット着用義務違反に該当するのではないかと思う人もいるでしょうね。

乗車用ヘルメット着用義務違反に該当するかどうかについて、ヘルメットの規定は道路交通法でいくつか記載されています。
その中には条件がいろいろとあって、左右や上下の視野が十分に取れる、聴力を著しく損ねない、衝撃吸収性がある、重量が2㎏以下のものなどの条件が規定されています。

乗車用ヘルメット着用義務違反になるかの条件の中で、ヘルメットの形状などについて細かな制約はないです。
よって半ヘルメットでバイクを運転しても、乗車用ヘルメット着用義務違反に問われることはないですね。

半ヘルメットを着けていれば、乗車用ヘルメット着用義務違反に問われません。しかし覆っている部分が頭部だけですから、安全性を考えた場合それほどお勧めできるアイテムではありませんね。

もし交通事故などで転倒した場合、頭部は守られますが顔面に関してはノーガードで大きなけがを負ってしまうかもしれませんね。
昔有名な芸人さんがバイク事故を起こして、この時半ヘルメットを着用していました。

その結果、顔面を強く路面にぶつけてしまって、その後顔面マヒで苦しんだのは話題になりましたよね。
頭を守る最低限の機能しかないので50㏄クラスのバイクでもあまりお勧めできませんよ。

バイクを運転している方の中には、任意保険に加入している人も多いでしょうね。
いざという時の際の準備は大切です。

しかし半ヘルメットで交通事故を起こした場合、ヘルメットの種類などによっては保険が申請しても下りない場合もありますよ。

乗車用ヘルメット着用義務違反対策としては有効かもしれませんが、やはり安全性やいざという時のことも考えると半ヘルメットはお勧めできませんね。フルフェイスのような顔面もしっかりカバーできるようなヘルメットを装着して運転するのがいいですね。

Advertisement(広告)

乗車用ヘルメット着用義務違反にならないためのヘルメットの選び方

乗車用ヘルメット着用義務違反にならないためにはヘルメットを装着するだけでなく、どのヘルメットを購入するかも重要なポイントです。
もし安全基準をクリアできていないヘルメットを装着しても、乗車用ヘルメット着用義務違反に問われる可能性がありますよ。

安全基準をクリアしているかどうか、乗車用ヘルメット着用義務違反に問われないヘルメットかどうか見極める方法は簡単でPSCマークがついているかどうかをチェックしましょうね。

日本国内でヘルメットを購入した場合、あまりこの部分は気にする必要はないですね。
日本のお店でヘルメットを販売するにあたって、国の定める安全基準をクリアしていない商品を店頭に陳列することはできないからです。

ちなみに先ほど紹介した半ヘルメットでも日本国内で購入すれば、この基準はクリアできているはずですよ。
ただしインターネットなどで海外製品を購入した場合、PSCの認証を受けていない可能性もありますので注意が必要です。
基準をクリアしていないヘルメットであれば、乗車用ヘルメット着用義務違反に問われるかもしれませんよ。

そのほかにはSGマークがついているかどうかもチェックしてみてくださいね。
ただしSGマークの有無によって、乗車用ヘルメット着用義務違反に問われることはないですよ。
SGマークがついているかどうかは乗車用ヘルメット着用義務違反の基準ではなく、あくまでも任意だからです。

SGマークとは、製品安全協会というところが設定している安全基準を満たしたヘルメットに対して着けられます。
安全性の担保を示す情報になりえますね。しかもSGマークのついているヘルメットでもし欠陥があって、それが原因で交通事故などによりけがをした場合には保険金が支払われますよ。

この保険金制度はかなり充実していて、最高で1億円の保険金が支給されるケースもあるほどですね。
もしもの場合の保険がしっかりしているのは、バイクを運転するにあたって安全ですね。

インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

愛車の価値を把握!無料一括査定

自分の愛車の「下取り価値」や「目線」も分からずに売却や交渉をすると損してしまいます!

高値で売るには、あなたの車がほしい買取店を見つける事も重要です。高い値段で車を買い取ってもらうには、今まさに「あなたの車を欲しい買取店」を見つける作業が重要なポイントの一つです。

そのためには、結果的にできるだけ多くの買取店から査定を受けることが重要でしょう

オンライン一括査定を行ってもすぐに売る必要はないため、とりあえず下取相場を把握するのが重要です。

事前にチェックしておきたい「自動車保険情報」

  1. 【専門家監修】独自分析!【2023年】自動車保険おすすめランキング
  2. 【専門家監修】煽り運転に自動車保険は適用される?おすすめ自動車保険・ドライブレコーダーの重要性について
  3. 【専門家監修】コロナ化で外出激減!自動車保険を見直す?見直さない?
  4. 【専門家監修】自動車にはどの燃料が一番おすすめ!?水素・電気・ガソリンを比較・分析!
  5. 【専門家監修】増加するウーバーイーツ配達員!知って備える!?賠償や怪我の補償
  6. 【専門家監修】楽天損保の自動車保険!口コミ・評判・サービス概要・特徴について
  7. 【専門家監修】雹や水没で被害!台風などの自然災害で自動車保険は適用される?
  8. 【専門家監修】車両料率クラスとは?2020年改定!自動車保険の型式別料率クラスの仕組み
  9. 【専門家監修】自動運転の事故の責任は誰?「自動運転」と「自動車保険」
  10. 【専門家監修】高齢者事故の原因と時間帯を考察!60代・70代以上におすすめの自動車保険
  11. 自動車盗難対策!盗難で自動車保険はいくら支払われる?自動車盗難の最新傾向と盗難対策をご紹介
  12. 【専門家監修】テレマティクス保険とは?メリット・デメリットを考える!

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!