自動車保険見直しガイド
告知事項

告知義務というものをご存知ですか?これは「契約者は自動車保険の契約の際に告知事項を保険会社に正確に申告しなければならない」とするもので、自動車保険を契約する際の重要な注意事項として損保協会が発行している「バイヤーズガイド」にも記載されています。

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告知事項

告知義務に違反した場合には保険金が支払われない可能性が有るとされています。そもそも何を告知しなければならないのかについては下記の記事を参考にしてください。

参考記事:日常レジャー目的で契約して、こっそり仕事で車を使った場合、保険金は出るのか?-告知義務

この告知義務に違反した場合の事例が「自動車保険の落とし穴-著者柳原三佳」で紹介されていましたので、事例を基に実際に違反してしまったらどうなるのか見ていきましょう。(下記タイトルにも記載していますが若干告知義務違反とは違う部分も有りますが・・・・)

これは告知義務違反に該当するのか?

2005年11月4日の深夜に運転手1名が死亡し同乗者3名が重体となる自損事故が起きました。運転手の遺族の方Aさんは早く同乗者に対して自動車保険で対応したかったのですが、通夜・葬儀で時間がなく、亡くなった方の保険証券を確認したのは事故から1週間が経った日の事でした。

保険証券は2ヶ月ほど前に更新されており、対人・対物賠償保険ともに無制限であったため同乗者の方に十分な補償ができると胸を撫で下ろしました。

※対人賠償保険は同乗している他人も補償の対象となります。

しかしよく見ると保険証券には以前乗っていた車のナンバーが記載されており、保険の対象は以前の車のままだったのです。急いで保険会社の代理店に保険証券に記載する車両が間違っていると電話を入れました。代理店の社員Bは「上の者を相談します」と返答し今回のやりとりはここで終了をなりました。

後日どういう処理になったか確認するためにAさんは損保に電話を入れると、損保社員Cが「こちらに事務処理があったため、車両の訂正手続きをします」と返答し、さらに後日に自宅に代理店社員Bと損保社員C、Dが来て車種変更による差額保険料の計算メモと車両入れ替えの承認請求書などを手渡していきました。そして事故証明がでたら「保険金支払の手続きに移ります」と言って帰って行きました。

この時の自動車保険承認請求書には新しい車の番号が記載され、移動日は事故前となっており事故日には任意保険が有効であった事になります。

これを見たAさんは保険金が受け取れると思いました。

しかし後日損保社員Bが何かと理由をつけて保険証券を一旦預かると言い出したのです。保険金が受け取れると安心していたAさんは保険証券をBに渡しました。

ここから損保側の対応が急変していきます。

Aさんは事故証明書が出たので損保社員に連絡を入れた所驚愕の返答がなされました。

「保険金は支払わない方向になりました」と・・・

この話の続きはAさんの損保側の事務処理ミスであるという主張と損保側の告知義務を怠っていたという主張とがぶつかり合い裁判へと争いの場は移っていきます。そして損保側が事務処理を認め保険金の支払いを提示するのですが、ミスを認めても十分な補償額を提示しない損保側とAさんは徹底的に戦って行くことになります。

今回取り上げた事例は損保側の事務処理に端を発した告知義務違反の話ですが、このような損保側のミスがあったとしても告知義務違反として保険金の支払いを拒否してくるという告知義務の大切さを痛感させられる話です。

仮に事務処理がなかったとしたら契約者側としては手の出しようもないわけです。

このような事態にならない為には契約者としては日頃からどういったことに気を付けていけばいいのでしょうか?

まとめ

告知義務に限った話ではありませんが自動車保険の契約内容を隅から隅までしっかりチェックする事が大切です。また保険の契約時に十分注意する必要があります。

保険契約時と保険金支払時の損保の顔は月の表と裏のようにまったく違うのです。つまり契約時にはより優しく、保険金支払時にはより厳しい顔になるのです。そのため保険契約時には適当に契約する事なく少しでもわからない点・不可解な点があればしっかりと質問し消化することが大切になってきます。

大袈裟に言えば自分の名前の書き順であったとしてもです。

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