自動車保険見直しガイド
保険料の値上げ

以前と契約内容に変わりは無いのに、何故か自動車保険料が上がっている・・・ここ数年そんな事を思ったりしませんか?それもそのはず、自動車保険料はこの数年の相次ぐ値上げにより平均して【約1割程度】相場が上昇しています。

保険全体としては値上げされていなくても、保険料が上がる場合も有ります。
無事故歴5年で保険内容も変えていないのに保険料が上がったのは何故か?

ではなぜ、自動車保険の保険料は値上げされ続けているのでしょうか?

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保険料が値上げされ続けている理由

これはとにもかくにも【損保各社が自動車保険事業の収支を改善したかったから】という理由に尽きます。売上ベースで見れば、損保会社にとって「自動車保険市場」は全収益の約半分を占めるほどの巨大な市場です。

しかし、自動車保険市場が損保会社に【利益】をもたらしているかと言えば、そういう訳でも無く、むしろ赤字でした。よって損保各社は赤字を解消するために「①年齢別料率の改定②自動車保険商品の改定③事故あり等級制度の導入」などによって保険料を値上げし、赤字を解消して行ったのです。

また、2014年4月に消費税が「5%⇒8%」に増税されたタイミングでも、平均して約2%の値上げが行われています。消費税増税で自動車保険の保険料が上がる理由

自動車保険市場が赤字になった理由

そもそも、自動車保険市場が赤字になっていなければ、コレほどの値上げは行われなかったはずです。では、なぜ自動車保険市場は赤字になってしまったのでしょうか?理由は色々有りますが、代表的なものとして以下の様な物が挙げられます。

①若者の車離れで保険契約が減った事

ワーキングプアという言葉が有るように、現在の日本は若者が働きたくても働けない国になっています。一度正社員からドロップアウトすれば、二度と正社員に就けないなんて事も言われていますね。全く働かないニートの数も年々増えています。

つまり、そもそも今の若者に自動車という高級品を買って、その維持費を払うだけの余力を持っている人が少ないという現状が挙げられます。買いたくても買えない人が多くなっているという事ですね。

また、昔は車を買うために働く!というような人も多かったのですが、今はそういう若者は少なくなってきています。もちろん、メーカー各社が発表する車に魅力が無いのも若者の車離れを加速させた要因の一つでしょう。

②事故率の高い高齢ドライバーの増加

年を取れば取るほど反射神経は鈍くなり注意力も下がっていくので、高齢になればなるほど事故を起こす確率は高くなります。そして、皆さんご存知のように今の日本は超高齢化社会への道を進んでいます。

当然、高齢化社会の進展に伴って「保険金の請求件数」が増えていく事は自明の理ですよね。保険会社の支払保険金が増えれば、収支は当然赤字に転落してしまいます。

③車の部品の高度化に伴う修理費用の増大

最近は、自動ブレーキ装置などに代表される「先進運転支援システム(ADAS)」が搭載されている車が増えてきました。10年前と比べても車の性能はかなり上がってきていますよね。

しかし、車の性能が上がるという事はそれだけ高価な部品等を使っている事になります。更には高度なシステムを使っている事から修理に時間がかかり、修理費用が増大して損保各社の経営を圧迫していきました。

④保険金不払い問題の表面化

「保険金不払い問題の闇」という記事の中でも書いているように、かつての損保各社は自社の利益を確保するために、今では考えられないような払い渋りをしていました。

この払い渋り・不払いの問題が2000年台に入って表面化したことにより、損保各社は不払い保険金の支払いを余儀なくされた事も赤字に転落した大きな要因です。(まぁ自業自得ですが。)


保険金の不払い問題を除けば、保険料に反映せざるを得ない構造上の理由が多いような気がしますね。

なお、消費税が10%に上がるタイミングでも保険料の値上げが予定されていますし、民法改正による法定利率の引き下げの影響で、これまた保険料が上がるのではないかと言われています。

今のうちから自動車保険の見直しをしておく方が良いですよ。

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