自動車保険見直しガイド
車両保険は何年目まで付けるべきか

新車を購入してから何年目まで車両保険を付けたほうが良いのか?

これは結構難しい問題です。一般型の車両保険を付けると、車両保険料だけで基本保険料の倍額以上になることもザラに有りますので、付けなくて良いなら付けたくないという人が大半でしょう。

更に、車両保険の設定金額(協定保険価額)は年々下がっていくのに、車両保険料自体はそこまで安くなりませんから、年数が経つに連れて、車両保険を付帯させる意義が失われてくるのも事実です。

そこで、この記事では、「車を購入してから何年目まで車両保険を付けた方が良いのかを考える際の目安」と「年数毎に車両保険のタイプを変更して保険料を節約する事例」を紹介したいと思います。

何年目まで付けるかの2つの目安

色々な考え方があるかとは思いますが、車両保険を何年目まで付けるかについての考え方について「2つの目安」を紹介します。

①車両保険料に見合うほどの補償を受けられるかどうか

こちらは既に冒頭でも少し触れていますが、保険料と車両保険金額のコストパフォーマンスを考えるという意味です。

例えば、「A:車両保険金額が100万円の時の車両保険料が10万円」「B:車両保険金額が30万円の時の車両保険料が5万円」だったとしましょう。両者を比較すると、明らかにBのコストパフォーマンスの方が低いですよね?

車両保険に与える影響は、車両保険の設定金額の多寡よりも、車両保険を付保しているか否かの方が大きいです。なので、設定金額を低くしても、それと同じ比率で車両保険料が減る事は有りません。

なので、1つの目安として、保険料に対する補償金額が割に合うと自分が感じるか否かで判断すると良いと思います。毎年見積もりを取ってみて、割に合わないなと感じたら外しましょう。

②自分の経済的余裕との兼ね合いで判断する

もう一つの目安は「自分の経済的余裕」との兼ね合いで判断する方法です。そもそも、保険の基本コンセプトは、万が一の事故が起こった時に発生する「自分では支払えない多額の臨時費用」を補償する事です。

従って、基本コンセプトから考えると、余裕資金で「修理費用」もしくは「全損になった時の車の再購入費用」を賄う事が出来るのであれば、そもそも車両保険に入る必要は有りません。

ただ、余裕資金にも限度が有りますし、人それぞれ、臨時的な費用を払った後に残しておきたい余裕資金の額も違いますので、一概に車両保険価額を超える余裕資金が有るから車両保険に入らないでOKという事にはなりません。

そこで、1つの考え方として、下記3つの要素を勘案して、車両保険に入るか否かを検討してみては如何でしょうか。

  • A:車両保険に入らずに事故を起こした場合に支払う事になるであろう臨時費用の最大金額(*1)
  • B:現在の余裕資金額
  • C:臨時費用支払後に残しておきたいと自分が感じる余裕資金額

具体的には「C>BーA」なら車両保険に入る、「C<BーA」なら車両保険に入らない、という感じですね。

例えば、「A 臨時費用の最大金額:200万円」「B 現在の余裕資金:500万円」「C 残しておきたい余裕資金:400万円」というケースなら、「C(400万円)>B(500万円)-A(200万円)」なので、車両保険に入るという判断を下すという事ですね。

このケースでは、現在の余裕資金から臨時費用の最大金額を差し引くと、残しておきたい余裕資金に食い込んじゃってますからね。じゃあ、まだ今年は保険で対応しましょう、という判断が出来ます。

*1 最大金額は、車が修理不能で買い換える事になった場合の再購入費用を想定しています。仮に、全損になるような事故は絶対に起こさない!という自信が有るのであれば、「A」の所を「予想修理額」とかに変えて計算してもOKです。

年数毎に車両保険のタイプを変更して保険料を節約する事例・モデルプラン

車両保険を何年目まで付けるか?の問題は、やはり「自由に使える余裕資金」を基準に判断するのが、最も現実的ですし、そうするべきです。

しかし、そうは言ってもサンプルが無いと判断出来ない!という人もいると思うので、例として新車購入から年数毎に車両保険のプランを変える方法を紹介したいと思います。

1年目・2年目・3年目はオールリスク対応の一般型車両保険へ加入する

1年目~3年目の間は、まだまだ車も新しいので、一般タイプの車両保険へ加入します。地震・噴火・津波などの自然災害以外の車両事故に関しては全て補償されるので、大事な新車に何か有っても安心です。

場合によっては車両新価特約への加入も検討しましょう。この特約に入っておけば、車が全損になった時に、壊れた車を新車で買い換える費用を補償してくれます。

なお、一般タイプの車両保険に加入する場合でも「免責金額」の設定は必ずしておきましょう。それだけで保険料も安くなりますし、少額の修理費に車両保険を使うのはトータルで見て損をする可能性が高いです。

車両保険に免責金額を設定して節約

4年目・5年目はエコノミータイプの車両保険で補償範囲を限定し保険料を節約

会社によっては「車対車+限定Aプラン」と呼んだりします。

一度車検を通ると、それなりに車両保険金額も下がっている事が多いと思うので、4年目・5年目は、少し補償範囲を絞った「エコノミー型車両保険」へ変更して、保険料を節約。

但し、エコノミータイプだと当て逃げ・単独事故の修理費用は補償されないので、要注意。場合によっては、一般型の車両保険を付けて、1年目~3年目よりも免責金額を引き上げるという方法を取ってみても良いでしょう。

6年目・7年目は更に車両保険プランを絞る

6年目・7年目になると、元々の車両価格が100万円とか150万円の車なら、そもそも設定できる車両保険金額が20万円・30万円まで下がってきている事もザラに有ります。

なので、車両保険のプランを「対車限定プラン」に変更して、節約するのも有りです。そうすれば、相手の対物賠償から十分な保険金が降りない場合でも、自分の車両保険で対応が可能です。

但し、保険会社によっては「対車限定の車両保険」は用意されていない場合もありますし、そこまで補償範囲を狭めてしまうと、車両保険本来の意味が無くなる可能性が有ります。

8年目以降は車両保険を外す

8年目ともなると、税法上減価償却が終わっている年数ですので、車両保険金額も少額しか設定できない事が多いです。なので、車両保険からの補償は期待薄になるので、思い切って外してしまう事も考える年数です。


以上、「年数によって車両保険のタイプを変えて保険料を節約するプラン」を紹介してみました。但し、これはあくまでも一例です。

高級車や人気車種なら6年目・7年目・8年目以降でも、100万円・200万円単位で車両保険を設定できる可能性も有りますしね。やはり、自分の懐事情と相談しながら毎年自動車保険の見直しを行って、車両保険を付けるか付けないかを判断するのが一番良いと思いますよ!

■参考記事
車両保険に加入する必要性が有る時と無い時~必要な時だけ入る選択肢も有り!

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