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(出典:トヨタ公式)
「トヨタのヴェルファイアの自動車保険の保険料はいくらぐらいだろう?」
ヴェルファイアの所有者や購入を検討している人は任意保険の保険料について気になっているのではないでしょうか。
そこで今回は、トヨタ ヴェルファイアの自動車保険料についての特集を組んでみました。
保険会社別・車両保険の有無別・年齢別などの様々な条件下での保険料のシミュレーション結果を紹介します。
ヴェルファイアの保険料目安や平均的な金額を掴むための参考としてください。
なお、下の表は特集の結果をまとめたものです。
詳細は本文をチェックしてくださいね。
■【ヴェルファイア】平均保険料の相場一覧表
【自動車保険別】トヨタ ヴェルファイアの保険料はいくら?
20社以上ある保険会社の中から3社をピックアップして、同一の見積条件でヴェルファイアの保険料がいくらになるのかを調査してみましょう。
今回比較に利用する保険会社は、そんぽ24、セゾン自動車保険、三井ダイレクト損保の3社です。
以下の表は、各社の保険料の見積結果をまもめたものです。
自動車保険 | 保険料 |
---|---|
三井ダイレクト損保 | 84,190円 |
セゾン自動車保険 | 94,650円 |
そんぽ24 | 119,570円 |
ヴェルファイアの保険料が最も安かったのが「三井ダイレクト損保」でした。
そこから1万円ほど高くなってセゾン自動車保険、さらに2万5千円ほど高くなってそんぽ24という順番になりました。
あくまで1つの条件下における結果なので、これらの金額がヴェルファイアの平均的な相場とは言い切れません。
条件が変われば、上記金額より高くなる事もありますし、逆に安くなる事もあります。
それよりも重要な事は、3社の比較だけでこれだけ保険料に差が開いた点です。
つまり、どこの保険会社と契約するかによって、ヴェルファイアの保険料は全く違う金額になるわけです。
今回の特集では3社しか見積もりをとりませんでしたが、ヴェルファイアの任意保険を実際に探す際は、なるべく多くの保険会社の見積もりを取る事をオススメします。
なお、今回の自動車保険の見積もりは、以下の前提条件で実施しました。
■見積もりした車種について
- 車両・・・トヨタ ヴェルファイア(グレードZ“A EDITION”2.5L、7名乗り、2015年発売モデル)
- 初度登録年月・・・2016年12月
- ナンバー・・・3ナンバー
- 型式・・・DBA-AGH35W-NFXSK(D)型
■記名被保険者等について
- 記名被保険者・・・28歳男性
- 家族構成・・・本人(独身)
- 運転免許保有者・・・本人
- 住所・・・神奈川県
■自動車保険の内容について
- 等級・・・10等級
- 事故有係数適用期間・・・0年
- 使用目的・・・日常・レジャー
- 免許の色・・・ブルー
- 運転者の範囲・・・本人限定(26歳以上)
- 車両保険・・・一般車両保険380万円(5-10)
- 予想年間走行距離・・・5,000キロ~10,000キロ
- 対人賠償保険・・・無制限
- 対物賠償保険・・・無制限
- 搭乗者傷害保険・・・なし
- 人身傷害保険・・・3,000万円(車内外補償タイプ)
- 付帯した特約・・・弁護士費用特約、対物全損時修理差額費用特約
- 自動付帯される特約・・・自損事故、無保険車傷害特約
ヴェルファイアに車両保険を「付帯した場合」「付帯しなかった場合」の保険料
(出典:トヨタ公式)
さきほどの3社の保険料を見て「ヴェルファイアの保険料って高いなぁ・・・」と思った人も多いかもしれません。
なぜ高いのか?その理由の1つが「車両保険」です。
一般タイプの車両保険を付帯すると、さっきのような高い保険料になるんですね。
この車両保険については、一般タイプ以外に「エコノミータイプ」もあります。
また、思い切って車両保険を付帯しない!という選択肢もあります。
これらの場合の保険料がいくらになるのかも試しに見積もってみましょう。
前提条件はさきほどと同じ物を使用し、保険料が一番安かった三井ダイレクト損保で見積もりを取っています。
車両保険 | 保険料 |
---|---|
一般タイプ | 84,190円 |
エコノミータイプ | 58,620円 |
付帯無し | 37,930円 |
車両保険をエコノミータイプにするだけで保険料負担を約3万円減らす事ができます。
付帯しなかった場合では、5万円近くも抑える事ができます。
ヴェルファイアは400万円~800万円もする高級車ですから、保険料を節約するための選択肢としてはエコノミータイプとなるでしょう。
「車両保険を付帯しない」という選択肢は購入後数年間はあまりオススメできません。
ただし、エコノミータイプの車両保険を選択する際は、補償範囲が限られてしまう点を十分検討するようにしてください。
具体的には、自損事故や当て逃げが補償対象外となっているので、こうしたリスクを検討した上で加入するようにしましょう。
車両保険の設定金額はどうする?
一般タイプにしろ、エコノミータイプにしろ、車両保険を付帯する場合には「車両保険金額」を設定しなければなりません。
この車両保険金額については「いくらにすれば良いの?」と悩む人も多いかと思います。
この点、オススメは「高めの金額設定」です。
なぜなら、高めの金額で契約しても保険料はあまり高くならないからです。
つまり、少し保険料を上乗せするだけで充実した補償を受けられるようになります。
せっかく車両保険を付帯するのに、修理等の際に保険金が不足する事態は避けたいですよね。
では、車両保険金額によってどれだけ保険料が変化するのかを確かめてみましょう(見積条件はさきほどと同一です)。
- 車両保険金額360万円・・・83,400円
- 車両保険金額380万円・・・84,190円
- 車両保険金額400万円・・・84,970円
今回の場合では、車両保険金額に40万円の差をつけても保険料の差額は約1,600円です。
保険料は高くなるものの、増額分は微々たるものです。
そのため、車両保険を付帯するなら、いざという時に十分な補償が受けられるように車両保険金額は高めに設定しておきましょう。
ヴェルファイアの年代別平均保険料!20代~60代までの相場。
「年齢条件」というものはご存知でしょうか?いくつかの区分が設定されていて、区分毎に計算される保険料が変わる仕組みになっています。
年齢・年代によって、ヴェルファイアの保険料がいくらになるのか?というのも気になるポイントでしょう。
そこで、トヨタヴェルファイアについても年代別の保険料を紹介しておきたいと思います。
なお、年齢と等級以外の見積条件はさきほどと同じ物を使用し、三井ダイレクト損保で見積もりを取っています。
年代(年齢) | 等級 | 保険料 |
---|---|---|
20代(26歳) | 8等級 | 91,100円 |
30代(33歳) | 12等級 | 68,720円 |
40代(45歳) | 16等級 | 61,730円 |
50代(52歳) | 20等級 | 48,070円 |
60代(64歳) | 20等級 | 52,680円 |
今回の見積例では、20代(26歳)が91,100円、40代(45歳)が61,730円、60代(64歳)が52,680円という保険料になりました。
ヴェルファイア以外の車種でも同じですが、このように年齢を重ねるほど保険料が安くなっていきます。
注:年齢と等級の間に比例関係があると仮定して見積もっていますので、「40代・50代だけどそんなに等級は高くない!」という人もいるかもしれません。
今回紹介した年齢別の保険料相場は、一般タイプの車両保険を付帯した場合の金額です。
エコノミータイプや車両保険無しで検討している人は、その条件で保険料がいくらになるのか、確認するようにしてくださいね。
ヴェルファイアの保険料に影響を与える車両料率クラス
車両料率クラスが保険料に与える影響をあまり気にしない人って意外と多いです。
たしかに所有している車に設定されている車両料率クラスには抗う事が出来ないので、気にしていても仕方がないという考え方も一理あります。
しかし、今からヴェルファイアを購入しようとしている人は、車両料率クラスも検討材料の1つに加えた方が良いでしょう。
購入前なら保険料に与える車両料率クラスの影響を吟味できますからね。
では、ヴェルファイアの車両料率クラスがどのように設定されているのか見てみましょう。
紹介する車両料率クラスは新車として販売されている型式に限定されていただきます。
型式 | 車両料率クラス (対人・対物・車両・人身) |
---|---|
AYH30W (ハイブリッド) | 5・4・6・4 |
GGH30W (3.5L・2WD) | 6・4・5・4 |
GGH35W (3.5L・4WD車) | 5・3・5・4 |
AGH30W (2.5L・2WD車) | 3・4・6・4 |
AGH35W (2.5L・4WD車 | 4・4・5・4 |
なお、車両料率クラスは毎年見直しが行われます。
上記の数値は2018年に適用されているものです。
実際に保険料を見積もってみないと何とも言えませんが、「AYH30W(ハイブリッド)」と「GGH30W(3.5L・2WD)」は対人賠償保険及び車両保険に関する数値が「5」又は「6」となっているので、保険料が高くなる可能性が高いです。
ちなみに、兄弟車であるアルファードと同じ型式が用いられているので、同一条件で自動車保険を契約する場合(保険会社も含め)には、どちらの車両も同じ保険料となります。
ヴェルファイアかアルファードか悩んでいる人は参考にしてください。
では実際に保険料を型式毎に見積もってみましょう。
なお、車両価格が型式毎に全く違うので、車両保険を付帯していない場合で比較していきます(セゾン自動車火災保険においてさきほどと同一の条件で見積もり)。
- AYH30W・・・44,840円
- GGH30W・・・46,590円
- GGH35W・・・41,710円
- AGH30W・・・42,170円
- AGH35W・・・43,390円
やはり「AYH30W」と「GGH30W」の保険料が高くなっていますね。
一番安かった「GGH35W」と比較すると、保険料の違いは約3,000円~約5,000です。
このように、同じヴェルファイアでも型式によって保険料が異なってくるので、グレード選びの際に型式と車両料率クラスをチェックしてみましょう。
【参考】ヴェルファイアのここが知りたい!
価格が370万円~750万円もする高級ミニバンのヴェルファイア。
コンビニで新商品を購入するような軽い気持ちで買い物できるものではありませんよね。
やはり、購入前に車の特徴は知っておきたいところです。
そこで、以下ではヴェルファイアについて知っておいて欲しい特徴点をピックアップして紹介していきます。
運転のし易さはやはり△
(出典:トヨタ公式)
Lサイズのミニバンなので、小回りが効かないです。
メーカー発表の最小回転半径は5.6m~5.8m。
軽自動車の4.6m前後と比較するのもあれですが、それだけ大回りを余儀なくされます。
細い道でのUターンが一発で出来ない事もあるかもしれませんね。
ヴェルファイアの「全長・全幅」は、それぞれ「4,935mm・1,850mm」も有りますから、取り回しの悪さは致し方ないところです(ちなみに全高は1,935mm~1,950mm)。
実際の運転では慣れるまで苦労するでしょう。
また、着座位置が高いので視界は良さそうですが、それは前方だけで、左右及び後方はボディサイズが大きいため見えにくいです(試乗する際に死角の位置は確認しておきたい!)。
そのため、「エグゼクティブ ラウンジ」以外のグレードでは、運転席からの視野を確保・補助する「ブラインドスポットモニター」や「デジタルインナーミラー」などのオプションを検討した方が良いでしょう。
居住性は文句無し!
(出典:トヨタ公式)
Lサイズクラスのミニバンとして人気を誇っているだけのことはあり、乗り心地は最高です。
2列目にはオットマンがあるなど、おもてなしの機能も充実しています。
また、室内の「長さ・幅・高さ」が「3,210mm・1,590mm・1,400mm」もあり、居住性は抜群!165mmの低床設定なので、乗り降りのしやすさも○。
荷室のスペースも十分すぎるほどに用意されていて、跳ね上げ操作も簡単なので、使い勝手という面でも問題ありません!
力も申し分無し
2.5L&3.5Lエンジンがラインナップにあり、どちらもパワーの面では申し分ありません。
当然、3.5Lエンジンの方がパワーはあるのですが、2.5Lエンジンでもパワー不足を感じる場面は基本的にありません。
燃費については以下の通りです。
- 3.5Lガソリン車・・・10.4km~10.8km/L
- 2.5Lガソリン車・・・11.4km~12.8km/L
- ハイブリッド車(2.5Lのみ)・・・18.4km/L
3.5L車と2・5L車の燃費にはそこまで大差がありません。
3.5L車だからといって燃費がガクっと悪くなる事はなさそうです。
むしろ、燃費を基準にしてグレード選択をするなら、ハイブリッド車となるでしょう。
ただ価格自体は何十万円も開きがあるので、お買い得感で言えば2.5Lガソリン車となるのではないでしょうか?
ヴェルファイアの保険料特集~最後に~
今回はヴェルファイアの保険料特集という事で、多くのヴェルファイアオーナーの参考・目安となるように様々な条件下での保険料を紹介しました。
自動車保険は条件次第で保険料が変化するので「どのような条件で契約するのか」という点が重要になります。
そしてなにより重要なのが「どこの自動車保険と契約するのか」という点です。
契約する条件は人それぞれ異なりますが、その条件において最も安くなる自動車保険を探すのが保険料節約のポイントです。
自動車保険は20社以上もあるので一括見積もりなどを利用し、各社の保険料を比較して最安の任意保険を契約してくださいね。
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