自損事故・物損事故の点数制度と罰金

Advertisement(広告)

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

物損事故

物損事故とは、人の損害が一切発生せず、物の損壊だけが発生する事故を指します。ガードレールや標識などに衝突してしまう「自損事故」も物損事故とされます。

物損事故では、基本的に「行政処分としての免許の点数の加点」や「刑事処分による罰金」は有りません。しかし、「加点」「罰金」の処分が発生する場合も有ります。

Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

物損事故・自損事故では基本的に点数・罰金は無い

交通事故を起こした場合、加害者には「行政責任(点数・反則金等)」と「刑事責任(懲役・罰金等)」と「民事責任(損害賠償等)」の3つの責任が発生します。

ですが、物損事故(自損事故)は、行政処分上また刑事処分上は「事故扱い」とはならず、行政責任と刑事責任は基本的には発生しません。そのため、点数の加算も無く、罰金を命じられる事は有りません。

ただし、全ての物損事故で「行政責任」と「刑事責任」が発生しないわけでは有りません。

点数が加算される場合も有る

物損事故で点数が加算される場合は、主に以下の2つです。

  • 当て逃げをした場合
  • 建造物(家屋やビルなど)を損壊した場合

刑事処分は検察に起訴された場合に、責任が課されます。必ず刑事責任が発生するわけでは有りません。

■当て逃げをした場合
警察・救急

行政処分と刑事処分で、物損事故が事故扱いにはならないからといって、警察に連絡しなくて良いわけでは有りません。

道路交通法では人身事故も物損事故も「交通事故」として定義されています。そして、交通事故の当事者には、道路交通法72条緊急措置義務や警察への報告義務が課せられています。

もし、警察へ連絡をしなかった場合には、「当て逃げ」と判断されてしまい「行政処分」と「刑事処分」が下されます。特に自損事故の場合には、そのまま事故現場から走り去ってしまいがちなので注意が必要です。

当て逃げした場合の点数と刑事罰

反則行為による基礎点数(1点~35点)に、付加点数として当て逃げによる「5点」が加えられます(基礎点数は、飲酒運転などの明らかな違反が無い場合は、安全運転義務違反の2点となる事が多いようです)。

また、当て逃げの刑事罰は、懲役1年以下又は罰金10万円以下となっています(道路交通法第117条の五一号)。

■建造物を損壊した場合
家屋やビルなどの建造物に損害を与えた場合には、行政処分と刑事処分が下される事が有ります。

建造物を損壊した場合の点数と刑事罰

反則行為による基礎点数に、付加点数として過失が重度であれば「3点」、軽度であれば「2点」が加算されます。

また、建造物損壊の刑事罰は、6ヶ月以下の禁錮又は10万円以下の罰金となっています(道路交通法第116条)。

懲役刑と禁錮刑の違い、罰金と科料の違い

なお、道路または道路上に設置されているガードレールや標識などは建造物では有りません。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

ゴールド免許はどうなる?

物損事故を起こしたとしても、「行政処分」は基本的に無いので、ゴールド免許がブルー免許になる事は有りません。

ただし、前述したように「当て逃げ」と「建造物損壊」の場合には、行政処分が下されるので、ゴールド免許ではなくなります。

ゴールド免許を取得する条件と取得した時のメリット

Advertisement(広告)
Advertisement(広告)

【参考】民事責任は当然発生

交通事故で発生する3つの責任のうち「行政責任」と「刑事責任」は、物損事故では基本的に発生しない事を紹介しました。あと1つの責任「民事責任」はどうなるのか?それは、損害が発生している以上、当然加害者に損害賠償責任が課される事になります。

加害者が物に与えた損害を賠償するために、役に立つのが「自動車保険」です。

ただし、物損事故なので、対人専用の自賠責保険では一切補償されません。そのため、任意保険の「対物賠償保険」を利用する事になります。

任意保険を利用するに当たって、必要となる書類の一つに「交通事故証明書」が有ります。交通事故証明書を入手するには、事故時に「警察へ事故連絡」を入れておかなければなりません(後日でも可能な場合も有ります)。

そもそも、警察への連絡は加害者の義務でも有ります。警察に連絡せずにその場から立ち去ってしまうと、前述のように「当て逃げ」と判断され、通常では発生しない「行政責任」と「刑事責任」も負う事になってしまいます。

そのため、無駄な責任を負わないためにも、そして任意保険を利用する為にも、警察への連絡はするようにしましょう。

Advertisement(広告)
インズウェブ自動車保険一括見積もり
損保との違い
Advertisement(広告)

最新Newsを『X』で確認!『X』開始しました

【人気各社に個別見積もり】

ある程度、自身で保険会社が絞られている方は、個別に見積もりしていく事も個別の内容把握や対応が少なくなるので、オススメです。

気になる自動車保険会社だけに無料で個別見積もり!

自身の状況を反映させ、大まかな契約概要を把握する

自身である程度、保険会社が絞られている方は『個別見積もり』もオススメでしょう。

  1. 【個別見積もり】ソニー損保
  2. 【個別見積もり】セゾン自動車火災保険(おとなの自動車保険)
  3. 【個別見積もり】楽天損保
  4. 【個別見積もり】アクサダイレクト
  5. 【個別見積もり】チューリッヒ

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

【独自分析!2024年ダイレクト型ランキング1位】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でトップに位置するソニー損保

【独自分析!名前の通り「50代以降」や「子育て世代」にお勧め】

「保険料の安さ」「事故対応の満足度」「ロードサービスの充実度」など全ての項目を総合的に勘案した自動車保険会社の2024年総合ランキング(独自分析)でソニー損保と共に、トップに君臨するセゾン自動車保険(おとなの自動車保険)

【楽天経済圏の方にオススメ!楽天損保】

最大のポイントは自動車保険料の支払いで「楽天ポイント」を貯められる点でしょう。『楽天カード』での自動車保険支払いの場合、楽天ポイントが、なんと『3倍』貯まります。100円で1ポイントが貯まるので、保険料月50,000円の場合、1000ポイントが貯まります。さらに自動車保険料を楽天カードで支払った場合、プラスで500ポイント貯まるので、月1,500ポイントの楽天ポイントが獲得でき、1ポイント1円で使用可能です。

【サービスと保険料で人気「アクサダイレクト」】

インターネット割引では、ウェブサイトで見積もりをした場合、条件達成で最大2万円のインターネット割引が適用可能に!また無事故の年数が長ければ長いほどお得になる20等級継続割引では、条件の達成で「1年目」「2年目」「3年目」「4年目以降」の4区分された割引が適用されます。

またアクサダイレクトでは、必要に応じて面談担当者が自宅を訪問して説明するAXAフィールドサービスを展開。事故時に電話だけのやり取りだけでは不安な方でも、対面でやり取りをすることにより、安心して手続きを進めることが可能です。

まだ自身のニーズや年齢・家族構成など、保険会社を絞りきれてない方には一括見積もりで自分に合った保険会社を見つけることが重要です。一度試してみましょう。

『自動車保険』を比較・分析・賢く選ぶ

自動車保険は個人の年齢、自身が補いたいリスクなど、人によって様々なニーズがあると思います。ただ自身のニーズにあった商品を一社一社見ていくのも、大変な作業です!

もちろん、懇意にしている保険会社があれば、それを利用するのも手ではありますが、「合理的」「経済的」に考えたい方は、数社から見積もりを取るのが良いでしょう。

そんな時には、【一括見積り】で、自動車保険を比較し、「自分のニーズにあった商品」を見つけたり、「ある程度保険会社を絞ること」が最も効率的でしょう。

【Car Lounge】車情報サイト

車情報サイト「Car Lounge」

様々な車のモデル、新車情報や人気車種の情報が満載!中古車情報や車のお役立ち情報も沢山掲載されています。

気になる車や様々な情報をチェックしたい方、車情報サイト【Car Lounge】もチェックして下さい!