自動車保険見直しガイド
自賠責保険

自動車保険を選ぶ際に選択肢の一つとして共済が挙げられます。ただこの共済についてわからない事も多いと思います。選択肢の一つだからこそしっかり共済の事を知り、損保との違いが何なのかを理解した上で自動車保険を選んでください。また共済に加入する場合の注意点などもありますのでそちらの参考にしてください。

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共済とは

「共済」とは自動車共済に限らずいろんな場面で使われる言葉です。「互いに助け合う」「みんなでお金を出し合って目的の為に使う」といった意味があります。自動車共済の場合には加入者がみんなで出資金を出し合って組合員の誰かが事故に遭った時に助け合う事になります。

組合員とは地域や職域などある一定の共通した人たちが対象になります。例えばJA共済の場合には農家を営んでいる人が組合員となることができます。農家を営んでいなくても「准組合員」として参加することが可能で、また組合員にならずに共済を利用する「員外利用」という制度もあります。

この准組合員や員外利用の制度は共済によっては採用していない所もあります。この場合には組合員になることで共済を利用する事になります。

組合員になるためには

組合員になるための条件を満たす必要があります。条件は以下の2つです。

  • 出資金を払うこと(一口100~1,000円)
  • 地域や職域の条件を満たしていること
2つ目の条件に関しては共済毎に一定の職業のみを条件にしている共済もあれば、さきほどのJAの共済のように准組合員制度を採用して職業の条件を満たしていなくても組合になれる共済もあります。

組合に加入する為の出資金に関しては組合を脱退するときに全額返還されます。

自動車共済の特徴と損保との違い

 自動車共済損保
目的営利目的ではなく助け合い営利目的
加入対象者原則組合員不特定多数
取り扱う商品セット商品が多い幅広い
根拠法農林協同組合法等様々保険業法
セーフティーネットないある

■目的に関して■
共済は組合員を助ける事を目的としています。共済事業により利益を生む事が目的ではありません。営利目的ではない事から自動車共済は損保に比べて少し割安となることがあります。運営の意識としては自賠責保険に近いような気がしますね。

■加入対象者に関して■
共済の加入対象者は原則組合員ですので、地域や職域に限定しています。一方損保は不特定多数を対象にしています。

■取り扱う商品に関して■
共済の場合、取り扱う自動車共済の商品はシンプルなセット商品を取り扱っている事が多いのが特徴です。もちろん、自分で自動車保険を設計できる共済もあります。損保は商品も幅広く自由に設計できるのが特徴です。

■共済の根拠法に関して■
損保の根拠法は保険業法ですが、共済の根拠法は様々です。例えばJA共済は農林協同組合法、全労済は消費生活協同組合法となっています。

「保険」という言葉は保険業法でのみ使えるので共済の場合には「自動車保険」ではなく「マイカー共済」などという表現になります。また「保険料金」も「掛金」といった表現になります。

■セーフティーネットがない■
共済にはもし共済が破綻した場合に契約者を保護するセーフティーネットがありません。損保の場合には損害保険契約者保護機構があり、仮に損保が破綻しても契約者は保護されます。

ただし、規模の大きな共済に関しては破綻した場合にも契約者を保護する制度を確立している共済もあります。JA共済の場合には仮に大阪のJAが破綻したとしても兵庫や京都等の他のJAとJAの共済連が引継ぐ事により契約者を保護するようになっています。

これは規模が大きい共済の場合だけであって、規模が小さい共済が破綻した場合には契約者が保護される可能性は低くなります。

損保と共済の間には大きく分けると以上のような違いが有るでしょう。

共済に加入する際の注意点

共済に加入するに際して知らないと困ったことになる事がいくつか有りますのでここでその自体を紹介しておきます。

無認可の共済に関して

インターネットには無認可共済に関する話がいくつかありますが、平成18年に保険業法改正により無認可の共済は認められなくなりました。改正前は違法ではなかったのですが、改正後は保険会社か少額短期保険業へ以降へ移行しなければならなくなったため今現在は無認可共済は存在しないはずです。

少額短期保険業とは保険金額が低額で保険期間が1年(損保に関しては2年)となっています。

少額短期保険業の取り扱う商品は損保のように多くを取り扱っているわけではなく独特のニッチな保険を販売しているのが特徴です。例としてはペット保険などです。

注意点として損保のように損害保険契約者保護機構が無いので廃業した場合には保護される可能性が低いことは頭に入れておく必要があります。

等級引継ぎに関して

共済の取り扱う自動車共済も損保と同様に等級割引制度を採用しています。割引率は損保とほぼ同じ割引率となっています。しかし、気を付けたいのは等級の引継ぎです。

契約している損保から違う損保に契約変更する際は等級の引継ぎが可能ですが、共済から損保に契約を変更する場合には等級を引継ぐ事が可能な共済もあれば不可能な共済もあります。

JA共済や全労済などは多くの損保が引継ぎ可能ですが、その他の共済に関しては保険会社によって取扱が異なるので、共済に加入する際には将来の契約変更も考えて加入する必要があります。

保険会社を変更しても等級の引継ぎは可能?

掛金が安いが比較することが大切

共済は営利を追求しているわけではないため比較的掛金が安いという特徴が有りますが、自動車共済の多くはセット商品であり不必要な特約が付帯されていたり、またリスク細分も損保に比べると項目等が少ない傾向にありますので、実際に見積もりをしてみたら損保のほうが安い場合もあります。そのためしっかりと損保・共済の両方を比較する必要があります。

主要な共済の一覧

最後に主な自動車共済の一覧を載せておきます。

この他にも様々な共済がありますのであなたの住んでいる地域に根ざした共済や仕事関係の共済等の自動車共済について調べてみてはいかがでしょうか?

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